キャットフード考

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飼いネコの数が、飼い犬の数を超えた、という報道もあり、

世の中では、ネコの人気が高まっているようです。

ネコの面倒を見ている人にとって、さまざまな問題の中で、

最大の問題は、ネコに何を食べさせるか、ということです。

 

大多数の飼い主は、市販のキャットフード主体

ほとんどの飼いネコは、市販のキャットフードを食べています。

しかし、もともとネコは肉食動物なので、人間が介在せずに

自然環境にいたら、ネズミ、トリ、昆虫などの小動物を食べている

はずです。人間との共生により、多くのイエネコは、自然環境を離れ、

食生活も大きく変化しました。

 

ほとんどの飼い主は、まさか、ネズミや小鳥をネコに与えるわけにも

いかず、忙しい日々の中では、フードを手作りすることもできず、

市販のキャットフードから選択して、ネコに食べさせているわけです。

総合栄養食(いわゆるカリカリ)をベースに、ウェットフードや

チャオチュールを織り交ぜて、それなりの工夫をしながら。

 

ネコも人も添加物が心配!

キャットフードの添加物には、ネコに与える影響が心配なものもあります。

合成着色料の赤102号などは、細胞のガン化の懸念があります。

調味料、カラメル色素などの着色料、酸化防止剤、増粘剤・増粘安定剤・

増粘多糖類、各種ビタミンの中には、ネコに与える影響の程度が

不明なものもあります。

 

実は、人の食べている加工食品に含まれる添加物にも、まったく同じ

ことがいえるのです。食生活をキャットフードや加工食品に頼っている、

ネコと人は、同じ問題を抱えています。あとは、できるだけ賢い選択を

して、いいものを選ぶこと。

 

忘れてしまいがちですが、ネコも好みを持った生き物なので、

もちろん、たまには塩分の少ないササミを食べさせてもいいし、

マグロの刺身をあげてもいいのです。


キャットフードのメーカーの中には、ネコにではなく、人にキャットフードを

食べてもらう試みもしているといいます。少し、安心できる話です。